第二回目 植生調査&落ち葉掻き&廃材移動

e-cycle

2013年12月08日 13:49

12月7日(土)  里山部会の活動  

恐縮ではあるが、大学生のこういった活動に興味をお持ちの方には是非読んでいただきたい。
私(小林)のこだわりにより、俗な(一般的に行われている形の)活動をしていても面白くないので、出来る限り、体力の持つ限り色々と試行錯誤工夫をこらした活動内容を盛り込んでいきたいと思う。
ただ、一般的な里山活動を好まないといって、日本の里山の急激な変遷期にある「いま」をしっかり理解し、本質を捉えた活動を行うという基本的な路線からは離れてはいけないと思っている。

今回の活動理念、それは「安全第一に楽しく無理せず行うこと」とした。
① 活動スケジュール
11時〜12時半:植生調査(汚れてもいい服装、靴、軍手、記録に要する物(ボード、記録用紙、ペンを各2セット)、カメラ
12時半〜13時:昼休憩(山の中で手持ちのご飯をいただく。)
13時〜13時半:倒れた材を運び出し(ノコギリ、軍手)
13時半〜14時:落ち葉掻き(軍手、ビニール袋2枚)

① 活動内容
以下に行った3つの活動内容に関して詳細に記述する。
「目的」「方法」「成果」「課題」の4項目に関して記述している。
☆ 植生調査:
目的は、現状を知り記録として残すことだった。
記録として残す際に必要な項目については、エリア内の植生の現状把握という目的に従い、「樹種」とその「分布」とした。
この2項目を地図(手書き)に書き入れ、その際樹種は記号に直して表示した。エリアを東西に2分し、分担して各2名ずつが担当し、小林は両班のサポート(樹種の同定係)として調査を行った。

見られた樹種:コナラ、ソヨゴ、ネジキ、コバノミツバツツジ、モチツツジ、ヤマザクラ、カナメモチ、モウソウチク、ハチク、タカノツメ、フジ、ヒサカキ、アラカシ、シダ類、ヒイラギ
※気がついたことは欄外に書いた。(例:株立ちしている、枯れている、萌芽している、ナラ枯れ被害あり)

成果:
⑴5人で行った分、逆に個々人が躍動してくれ、思った以上に樹種に興味を持って取り組めたこと。
⑵調査を通して樹種の傾向が感覚的に捉えられたこと。

課題:
⑴斜面の情報をデータとして入れることが出来なかったこと。(天候条件が大きく異なるから。)
⑵エリア総面積を測るのを忘れていたこと。


☆廃材(言い方が気に食わないが。)の移動
目的は今後安全に活動をするための足場を作る為だった。運び出した材の利用法は検討すべきであると感じた。
活動エリア中央と東にの2カ所に溜めた。

成果:
⑴活動の足場の確保はできたこと。

課題:
⑴利用法について検討・議論の余地が大いにあるということ。
Ex.チップ化して土壌改良剤、透水性遊道、芝育成、竹炭、バンブーティー、農園芸マルチ材、堆肥化して法面緑化、ツルで束ねて荷物置き・ベンチ化etc


☆ 落ち葉掻き:
目的は林床に光を与えること、また堆肥作り。設置場所は倉庫側か山の入り口。設置容器作り。(宇佐美:担当)
次回の会議時に発表してもらう。

成果:
⑴行えたこと自体に意味があった。

課題:
⑴会議で話し合って行く予定。




以上です。
なかなか皆さんの予定が合わずに大勢の参加とはなりませんが、今後も楽しく安全にやっていきましょう!



活動日時:12月7日
活動時間:11時〜14時
活動メンバー:5人(全て2回生)
文責:小林


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