活動内容に頭がいっぱいの私

e-cycle

2013年12月08日 21:10

こんばんは。
ふと思ったので書き残したいと思います。

私たちは、同志社大学京田辺校地に残る自然を活動地とさせていただいています。
本来はそれだけでもありがたい話なのですが、活動内容を楽しくしよう!ということばかりを意識するがあまり心から自然と向き合えていない自分がいることに気づかされます。
確かに、まだ世の中で試したことがないことを初めて行うというのはワクワクして心躍るものです。
ただ忘れてはならないこと、それは「活動内容そのものは目的ではなくあくまで手段である」ということです。
ips細胞をはじめ世間から喝采を受けている物も、あれ自体の発見が人類の最終目的なのではなく、目的を果たす為の一手段に過ぎません。(その目的とはなんなのでしょうか。私にはまだ答えが出せずにいます。)

この部会の活動目的は、「生態系の中で里山という概念が用いられる自然はどのような位置づけにあるのか、活動を通して感じ、同時に学ぶこと」でしょう。
その目的を果たそうという努力の過程において、ワクワクする活動内容があることになります。

このままでは、「生物多様性」や「人と自然の共生」など、ただきれいごとを並べている人になってしまうのではないか。そんな風に思ってしまいます。
言葉は難しく、「土地利用」という言葉でさえ見方によれば「人優位」の捉え方になってしまいます。

私たちはもっと謙虚に自然に学ばせていただくという気持ちで里山部会の活動を行っていくべきでしょう。
「今日も宜しくお願いします!」これくらいの姿勢は忘れてはいけませんね。
自然からの恩恵を実生活で感じる機会が少なくなっている近年、心から自然を敬うと同時に畏れる気持ちというのは薄いのではないでしょうか。
従ってこのようなことを考えることに意味はあるでしょう。

これは私自身の人生にも言えることで、日々学ばせていただいていることばかり、その当たり前のことに対して感謝していく必要があるでしょう。


投稿:小林

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