4月30日の記事
今日は京田辺市生活環境科の職員さんと毎週行っているという不法投棄のパトロールに同行させていただき、特によく捨てられるという場所三カ所に行ってきました。
すごくたくさんのことを丁寧に教えてもらい、京田辺市の不法投棄の現状とそれに対する市の考えを詳しく知ることができました。
下にまとめます。
・現状
京田辺市南部に住宅地が少なく森や林、池が集中しているためよく捨てられる。
ゴミの種類は家電、家具、建築廃材、衣類寝具、タイヤバイク部品などさまざま。
家電は2週間に1回くらいの割合で出る。
個人よりも業者が捨てる割合が多い。
・市の取り組み
公有地で不法投棄を見つけたら、不法投棄は犯罪なのですぐに撤去するよう促すような内容のビラを貼り、少し間をあけてから撤去している。
家具は市の独自の清掃工場があるため費用はあまりかからないが、
テレビや冷蔵庫は処理に税金が使われている。ちなみにテレビは1台3800円ほど。
リサイクルやリユースできるものは活用する。
・抑止策
1.カメラ
本物3台、偽物数台を設置。
なかには数百万円する赤外線カメラがあり、維持も大変。
2.看板
非常に多くを設置。
多いところでは3〜5mおきにあるところも。
そのため、看板で景観が損なわれるといった苦情も。
内容は、不法投棄の罰則が書かれているもの、見つけた場合の市への連絡を促すもの、ただ単にゴミを捨てるな!など。
・私有地、公有地問題
私有地は持ち主が個人で管理するというルールのもと、立ち入らないようにしている。
私有地のゴミがあまりにも多く見受けられるところでも、法律や条例として基準がないため、管理者に連絡するようなことはできないでいる。
・これまで
平成24年度
135件
内 通報:56件 パトロール:79件
平成23年度
196件
内 通報:72件 パトロール:124件
平成22年度
205件
内 通報:61件 パトロール:144件
・感想
市は不法投棄に対して
以上のような対策をとっているわけだが、やはり抑止と撤去の繰り返しではゴミは減ることはあってもなくならない。
言い方は悪いが京田辺市には捨てようと思えばいくらでも土地があるという場所。もっと捨てる以前の根本的な問題解決が必要。
上に捨てるのは個人よりも業者の割合が多いと書いたが、その理由を調べるべきだろう。
市は処理に費用がかかることであると予測しているが本当にそうなのか?まずは捨てる側の意見を聞いてみるのもひとつだ。
iPhoneから送信
関連記事