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Posted by 京つう運営事務局  at 

2013年10月02日

10月2日の記事

こんばんは、更新率をあげるという様に書いていましたが、忘れてしまっていました。
まあ許してあげましょう!!
まずは、同志社大学京田辺キャンパスの裏山の近況、そして、その後に日本の森林について書きます。

☆近況

ナラ枯れによって枯死したコナラ(Quercus serrata)の個体数に関して正確には勘定していませんが、7月に予想していよりは枯死していない印象を受けます。つまり、最悪の事態は耐えたということでしょう。
ところで、少しびっくりする事が起きています。大学の関係者がして下さったであろうと推測していますが、コナラ枯死個体が一本伐採されていました。
学生だけではチェーンソーを使うのは危険ですし、カシノナガキクイムシ(以下、カシナガ)のマスアタックを受けて弱って枯れた(順序は逆かもしれませんが)ことは事実ですので、被害拡大を防ぐ為にも伐採して頂き本当にありがたい話です。
ただ、伐ったコナラを放ったらかしというのは正直疑問です。おそらく我々に後始末をしてもらおうという考えであると思いますが、ナラ枯れに関して正しい知識を持っている場合、伐採後にただちに燻蒸するという後始末までするのが自然な流れです。伐採する事で、突然倒れるという危険性は免れる事になりますが。
実際、間伐時を含めた伐採後の丸太がカシナガの拠点になるという研究例もあるくらいですから、処理方法には気を払った方が良いと考えます。
したがって、里山部会として行って行くべきことは、まず後始末をする事であると思います。

山の中は蚊が多く、スズメバチの仲間が徐々に増えてきた印象を受けます。先日、2時間山にいたため顔が晴れ上がるほど刺されたので正直なところ暫くは入りたくないですね(笑)


☆日本の森林

最近久々に本を読みました。研究室においてあった現代日本生物誌6「マツとシイ」という原田さん執筆の本です。
自分なりにまとめてみます。
日本の山は縄文時代から基本的には人が関わりをもってきたため、約50年前の燃料革命以降生活スタイルが急激に変化しました。
山からの恩恵を受けなくても生きていけるわけですから、手間のかかる山仕事をする人は当然減る訳です。
この本では、一般的に遷移という点で対極にある2つの樹木に関してそれぞれの性質を述べ、絵画や書物や写真を通して植生の変化があるということを述べています。登場人物のマツは土壌が肥沃でない場所でも生育する樹木です。
もう一方のシイは、少なくとも西日本では極相林であり、実は枝を伸ばす事においては他の照葉樹よりも長けているという点でパイオニア的性質も兼ね備えています。
もともとマツが多かった地域が、人が手を加えなくなった事で徐々に照葉樹林に変化していく様を写真を通して記述しており、新鮮な印象を受けました。
これからの日本の森林をどのようにしていくか考えるにあたって、やはり地域地域の取り組みが重要になってくると思います。
というのも、本書でも取り上げられていますが、地域によってこれまでの先人の森林の利用方が異なるからです。その歴史を学び、どうしていくのが現時点でベストな選択であるか考える必要があるのでしょう。
地域毎で考えて行く事になると、地域の繋がりが自ずと生まれます。核家族化が進んだことで地域の繋がりが薄くなっているといわれる現代において、地域の繋がりを取り戻すという意味を踏まえると地域単位で住民参画型の森林活動を行う意義はあります。
自分も地元の里山活動に参加することがありますが、毎回おじさんおばさんから積年の技を教えてもらえます。書物ではなく身振り手振りを交えて上の世代から受け継いだ技というのはまさに「遺産」となります。
中には口うるさい方もいらっしゃいます。そうやって色んな人生経験を持った人とふれあう機会を青年期までに得ているのと得ていないのでは社会に出たときに大きな差が生じる気がしています。
しかし、ただ単に活動すればいいという話ではありません。過去を学ぶ際には過去の文献や複数人に対して聞き取り調査、古写真などを利用します。この際、学術的に一連の資料から分析できる論文が書けるような人材が必要になります。
つまりどういうことかと言うと、地域の中でもピラミッド構造が成立している必要があるということです。アマチュアの自然に詳しい人と、専門家たるひとは区別できなければいけません。また、活動を継続して行くに際しては地域の盛り上げ役なる人の存在も必要ですし、色んな経歴を持つ人が気軽に参画できるコミュニティが必要になってきます。これらのコミュニティのなかで健全な(定義はあいまい)キャッチボールが行われるのが望ましい理想型だと考えます。
そして、地域の中でもどこをどうしてしていくのか共通理解をして活動していくべきでしょう。具体的には、ここは遷移に任せて鬱蒼とした照葉樹林にし、別の場所はマツ林を管理して行く、またある場所はツツジの花道をつくるなど。防災に力をいれるところであればある程度人が管理して行くことが必要となります。共通理解を得るには、やはり学校教育の中で森林に関する正しい知識は教えて行くべきであるでしょう。
遷移を進め自然植生に戻すべきなのか、遷移を食い止めクヌギなど落葉広葉樹林を残してこどもたちの昆虫採集の場所とするのか、何が正しいといのはありません。
正しいという”モデル”はありませんが、前にも書いているように、じっくりとその地域の歴史を振り返り考えて行く事が大切になってくると思います。
どうでしょうか。うまく話がまとまりませんが、日本の森林のあり方について少しは僕自身の中で光が見えてきたような気がしています。やはり書物を読み、色んな人に話を聞き、自分で考えることが重要なのですね。

以上です。

同志社大学理工学部環境システム学科
小林慧人  

Posted by e-cycle  at 23:37Comments(0)里山

2013年10月01日

夏休みの行事まとめて!!

みなさんお久しぶりです。二宮です。
夏休み後半、更新サボってごめんなさい。

ずぼらで申し訳ないですが、夏休みのイベントまとめて報告します!!

畑部会や里山部会、個人活動等、私が把握していないものもあると思うので、
各自で報告よろしくお願いしますm(_ _)m


08.08
「同志社山手子供会理科教室」
主催:課外活動専門ジブリ会 森先輩と二宮
協力:同志社山手子供会のみなさま
内容:葉脈標本制作、キャンパスツアー
場所:同志社大学京田辺キャンパス
打ち上げ:なし
ブログ:更新済
議事録:更新済(参考資料として、スタッフマニュアルと企画書もあげておきました。)
写真:facebook済


08.11
「ビアガーデン」
主催:3回生
協力:2回生と1回生
内容:飲み会
場所:京都駅の某所
ブログ:自重
写真:いろいろおもしろいの撮れたけど自重


08.20
「滋賀県立大学vs同志社大学サッカー大会」
主催:高村とゆかいな仲間たち
協力:がちすか!で知り合った滋賀県立大学のみなさま
内容:サッカー大会という名の交流会
場所:同志社大学多々羅キャンパス
打ち上げ:焼肉武蔵
ブログ:二宮が怠慢ごめんなさい
議事録:更新済
写真:facebook済


08.23
「親子で環境教育」
主催:環境教育部会 吉永
協力:わがまち京たなべを美しくする会
内容:リサイクル工作、環境クイズラリー
場所:同志社大学京田辺キャンパス
打ち上げ:ルイジアナママ
ブログ:更新済
議事録:更新済(ゆきみちゃんありがとう!)
写真:facebook済


09.08
「京田辺子ども居場所作り 草木染&野菜カルタ」
主催:ジブリ会 森先輩&二宮
協力:京田辺子ども居場所作りのみなさま
内容:たまねぎを使った草木染&野菜カルタ
場所:京田辺区民館
打ち上げ:なし
ブログ:ごめんなさい
議事録:更新済
写真:facebook済


09.10~13
「夏合宿 沖縄」
主催:ありがとう塩見
協力:サングラスのひとたち
内容:合宿、飲み会、バナナボート???
場所:沖縄のどこか
打ち上げ:???
ブログ:私は合宿行ってない
議事録:だから誰か書いて
写真:一部facebook済(残りも帰ったらあげときます)


以上です。

  

Posted by e-cycle  at 13:52Comments(0)